Upcoming
第117回
- 日時 Time
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2024年7月25日(木) 16:30-18:00
July 25th 2024 (Thu) 16:30-18:00JST
- 場所 Place
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自然科学5号館数学棟4階コロキウム
NST Hall 5, Math building, 4th floor, Colloqium room
- 講演者 Speaker
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Eric Kim (UCLA)
- タイトル Title
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Long Term Behavior of Area-Preserving Anisotropic Curvature Flow in the
Plane
- 概要 Abstract
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I will present joint work with Dohyun Kwon, in which we establish the
exponential convergence of the area-preserving anisotropic flat flow in
the plane to a disjoint union of Wulff shapes of equal area, extending
the results of Julin-Morini-Ponsiglione-Spadaro in the isotropic
setting.
第118回
- 日時 Time
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2024年8月9日(金) 16:00-17:00(講演1), 17:10-18:10 (講演2)
August 9st 2024 (Fri) 16:00-17:00(Talk 1), 17:10-18:10 (Talk 2)JST
- 場所 Place
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Hybrid
講演1
- 講演者 Speaker
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山田哲也氏 (福井工業高等専門学校)
- タイトル Title
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2次元放物型attraction-repulsion
Keller-Segel方程式に対する初期値問題の解の有界性
- 概要 Abstract
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3本の放物型方程式で記述された2次元誘引反発型Keller-Segel方程式の初期値問題を考察する。この初期値問題において、H.Y.
Jin-Z. Liu
(2015)や山田(2022)は誘引効果を表す係数が反発効果を表す係数よりも小さいかまたは等しいとき,
非負解は有界であることを証明した。本講演では、誘引効果を表す係数が反発効果を表す係数より大きい場合について考察し、誘引および反発効果を表す係数に依存して決まる定数より初期値の積分量が小さいならば、非負解が有界であることを示す。なお、本講演の内容は永井敏隆氏(広島大名誉教授)と関行宏氏(東京都立大)との共同研究に基づく。
講演2
- 講演者 Speaker
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和久井洋司氏 (福井大学 学術研究院工学系部門)
- タイトル Title
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誘引反発型移流拡散方程式の定数定常解の安定性
- 概要 Abstract
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誘引反発型の移流項を持つ移流拡散方程式のn次元ユークリッド空間における定数定常解の安定性を考察する。誘引型移流項を持つ移流拡散方程式の定数定常解は無数に存在し、誘引効果の強さを表す係数に応じて安定となる定数の範囲が制限されることが知られている。一方で反発型移流項を持つ移流拡散方程式では、反発効果を表す係数の大きさに依存せずに、正値な定数定常解は安定となる。誘引反発混合型の移流項を持つ場合は、誘引効果と反発効果の影響が、それぞれの効果の強さを表す係数の関係によって決定されることがいくつかの先行研究によって示唆されている。本講演では、それらの係数の関係に着目し、安定な定数定常解となる定数の範囲とその閾値を述べる。本研究は、山田哲也氏(福井高専)との共同研究に基づく。
Information
セミナーの趣旨
2013年4月,金沢大学の偏微分方程式研究者有志が集まり本セミナーを企画しました。各回の話題は,偏微分方程式の理論的な側面を中心に,セミナー幹事の関心に従い大らかに選択しています。参加者がセミナーを十分楽しみ,勉強し,新しい発見を得られるように,各回の最初の20分から30分程度,講演者の方にはその話題への導入となるような解説をお願いしています。ご関心がある方はどなたでもご自由にご参加ください。
どうぞよろしくお願いいたします。
セミナー幹事 Organizers
Patrick van Meurs・大塚 浩史・小俣 正朗・蚊戸 宣幸・木村 正人・榊原 航也・Thomas Geert De Jong・野津 裕史・橋本 伊都子・Norbert Pozar・Julius Fergy Tiongson Rabago
リンク Links
アクセス Access・数学コース Math course・計算数理プログラム Applied Math program
お問い合わせ Contact
Norbert Pozar ・npozar (at) se.kanazawa-u.ac.jp
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