金沢解析セミナー

Kanazawa Analysis Seminar

Upcoming

第120回

日時 Time
2024年11月18日(月) 16:30-18:00
November 18, 2024 (Mon) 16:30-18:00JST
場所 Place
自然科学5号館数学棟4階コロキウム + Zoom
Zoom link: https://us06web.zoom.us/j/81724187213?pwd=f9boPu1dGaKiwDwIZDTk4dNT8qbSaF.1
講演者 Speaker
利根川 吉廣 氏(東京科学大学)
タイトル Title
Brakke flow with a forcing term
概要 Abstract
Given a compact smooth hypersurface and a non-smooth time-dependent vector field, one can prove some existence of evolving hypersurface whose velocity is equal to the mean curvature and the given vector field. I discuss the existence and regularity of such hypersurface under a certain general regularity assumption on the vector field which is subcritical in the sense of parabolic scaling. I also present a recent existence result which may be considered a critical case.

第121回

日時 Time
2024年12月13日(金) 16:30-18:00
Dec 13, 2024 (Fri) 16:30-18:00JST
場所 Place
自然科学5号館数学棟4階コロキウム + Zoom
Zoom registration: https://forms.gle/JVb1F1TnYAvyqurUA
講演者 Speaker
渡辺 樹 氏(大分大学)
タイトル Title
Markov chain approximation in nonlocal diffusion models
概要 Abstract
マルコフ過程で構成される拡散現象を表す粒子系 (ゼロレンジプロセス)の連続極限について考察する. 特に空間分割数を無限大にすると同時に粒子が細分化されるという流体化極限に着目する. これはKurtz(1970) によって常微分方程式の近似手法として初めて導入され, その後Arnold and Theodosopulu(1980)やKotelenez(1986), Blount(1991)らによって局所拡散を表す粒子系の連続極限が2階の反応拡散方程式として記述されることが明らかにされている. 本講演では, ネットワーク上での人の流動といった非局所拡散現象に着目し, 再生核理論を用いることにより連続極限が積分型拡散方程式で与えられる(大数の法則)ことを示す. さらにスケールの違いによって極限として確率微分方程式が現れる(中心極限定理)ことを紹介する. 時間が許せば, 連立系に対応する交差拡散を伴う2種粒子系に関する結果についても紹介する.

Information

セミナーの趣旨

2013年4月,金沢大学の偏微分方程式研究者有志が集まり本セミナーを企画しました。各回の話題は,偏微分方程式の理論的な側面を中心に,セミナー幹事の関心に従い大らかに選択しています。参加者がセミナーを十分楽しみ,勉強し,新しい発見を得られるように,各回の最初の20分から30分程度,講演者の方にはその話題への導入となるような解説をお願いしています。ご関心がある方はどなたでもご自由にご参加ください。 どうぞよろしくお願いいたします。

セミナー幹事 Organizers

Patrick van Meurs・大塚 浩史・小俣 正朗・蚊戸 宣幸・木村 正人・榊原 航也・Thomas Geert De Jong・野津 裕史・橋本 伊都子・Norbert Pozar・Julius Fergy Tiongson Rabago

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アクセス Access数学コース Math course計算数理プログラム Applied Math program

お問い合わせ Contact

Norbert Pozar ・npozar (at) se.kanazawa-u.ac.jp

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